追想記その3 いっぱい観た
観すぎると、おなかいっぱいになって、純粋に音楽が自分に入ってこないのは、もう何度も経験しててわかってたつもりだけど、やっぱり観ずにはいられない・・・インドのアーティストの演奏の数々・・・
ひとりずつ名前を挙げて、感想を書いても意味がないので、よします。
感想はひとりひとりのものですし。
確かな事は、どんな奏者のどんな演奏であれ、学ぶ事があった、ってことです。
嫌いな奏者とか、いないんです。皆それぞれの音楽人生に思いを馳せずにはいられない。それぞれの努力とひたむきさ、音楽を愛する心に感じ入ることしきりでした。
そりゃ、中には、どうかなぁ、と思うステージもあるんですが、その人の音楽との係わり、境遇が音に表れている限り、やはり興味が沸いてくる。
師や自分と違うスタイルのシタール奏者、または同じスタイルのシタール奏者、今回なぜか観る機会の多かった幾多のサロード奏者、やはりダイレクトにラーガが伝わってくるボーカルの大御所たち、他にも、バンスリ、サントゥール、バイオリン、ギター、サーランギ・・・そして、それらをサポートする、それぞれ個性豊かなタブラ、パカワジ、ハルモニウム・・・
ああ・・・お腹いっぱい・・
でも・・おかわり・・
ラーガで言えば、50こくらい観たと思う・・
奏者は、40人くらいかなぁ・・いや、もっとかも・・・
自分の演奏技量、知識、感性、足りない事を思い知らされる事もままあるのですが、それだけに、目指す至高があるというのは、なんというか嬉しい事です。
今自分が歩んでいる道の先に、同じ道を歩んだ人達がいる。
実際には、道のりはひとそれぞれ違ったりするんだろうけど、目指すものは、案外近いところなのかも。
そんな事を考えながら、終演後、道ばたでチャイをすすってました。
音に携わる人の数だけ音楽があります・・
その何れにも敬意を表したい。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (1)